『裸の時代』ロングセラー キスマイの原点はなぜ読まれる?


『裸の時代』ロングセラー キスマイの原点はなぜ読まれる?

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夏休みの読書感想文、卒業や進学へのプレゼント。

新天地に向かう人へのお祝いにいまだ選ばれる『裸の時代』の魅力とはなんなのか?


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Kis-My-Ft2『裸の時代』が、未だに売れ続けています。

アイドル誌『Myojo』には、ジャニーズ事務所のアイドルたちが、

自分の半生を赤裸々に語る『10000字インタビュー』という連載があります。

この単行本はその『10000字インタビュー』として、

2012年~2013年に『Myojo』に記載されたものから

キスマイの章のみを抜粋し、一冊にまとめたものです。

 

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つまり、『Myojo』の読者はすでに既読の内容。

しかし、「キスマイの章」に限って、読者からの反響が凄まじく、

当時の紙面の都合上で抜粋されたものを再収録し、

インタビュアーが加筆した再収録単行本として、

2013年7月に『裸の時代』が発売されました。

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ところが、発売日初日、全国の書店の店頭から『裸の時代』が消えました。

購入者が殺到しすぎて、品切れ状態の幻の本となってしまったのです。

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当時のキスマイの勢いはもちろん、

そのインタビューの内容を知っているファン層や、

アイドルに興味のない層が、

販売側の意図をはるかに上回る熱意で購入したからです。

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そして『裸の時代』「Amazon 本 ランキング1位」という記録を達成しました。

さらに驚いたことに、この勢いは一過性ではなく、

Amazon Best of 2013
Books 年間ランキング
エンタメ部門 ランキング1位

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2013年の芸能部門を席捲した、『裸の時代』

その内容は、「栄光、挫折、友情、夢」

それだけです。

何の奇跡も起きない、普通の男の子ががんばったりがんばらなかったり、

ズルをしたり怒ったり怒られたり、

そしたらやっぱり上手くいかなくて、泣いたり。

「デビュー」というのは、

どれほど努力が必要で、

人に支えられなければできないか。

その一点が、7人分の人生を通して、

パズルのように浮かび上がってくるインタビューです。

「デビュー」という単語を、今、自分が躓いている単語に置き換えましょう。

進学、新生活、資格試験や結婚や、

そういう読者の日常生活にストンと収まる内容です。

キスマイ7人の場合、それがデビューだった。

だからこそ、間もなく発売1年が経つ今でも、

『裸の時代』は普遍のテーマ性を持って愛読されているのでしょう。

まだお読みでない方は、ぜひ。

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「落ちこぼれで、何かが欠けてるヤツらが7人集まったから、

補い合うことができたんだとおもうんです。」 

千賀健永(『裸の時代』より)

1件のコメント

  • キスマイコ

    面白い記事をありがとうございます。
    【裸の時代】がなぜ読まれるか、正に管理人さん仰る通りだと思います。
    普通の青年が普通の努力で得られるものではない世界。
    それなら人の何倍も頑張れば、上に立てるのか?
    しかし現実はそうではなく、努力に比例する世界ではないからこそ終わりを見いだせなくて、ひた向きに頑張るのみの世界なのです。

    たとえば、藤ヶ谷君と玉森君を例にとれば、二人ともガツガツしているわけではなく、むしろ冷静です。
    私たちが今求めるアイドルは、キャピキャピワイワイではなくなってきています。
    つまり、冷静でむしろ媚びないクールさと自然体がウケているのです。

    まとめたら、今のアイドルは俳優体質なのではないでしょうか?
    俳優さんで、あまりキャピキャピしている男優さんはいませんよね。w
    俳優さんには、なるべく没個性を大事にして役に入り込むやり方をされている方が多いものです。
    つまり、オンとオフの使い分けですね。

    玉森君にたとえたら、彼のダンスと歌、バラエティで見せる男らしさとは逆に、普段の雑誌インタビューやテレビでのインタビューの落ち着きはアイドルというより、むしろ俳優さんですよ。藤ヶ谷君も然りです。

    だから大人の女性にウケる。
    だから男性も気になる。そして、キスマイのグループ自体を好きになり、全メンバーが気になる。その方程式がなされているのが分かります。

    アイドル戦国時代を生き抜くには、努力と運と最後には、飾らない自然体が大事。。
    つまり、肩に力を入れない自然な姿に安心出来る我々ファンが多くなったということなのだと思いますね。
    もう虚像は要らない。本物を見分ける目が出来たのも事実だと思います。

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